最近、セカンドオピニオンの重要性について考える機会が多く、今一度私の子どもで経験したことを書いてみようと考えた生命保険代理店asimomy店長の矢口です。
私が「重要」だと考えても、重要だとは考えられない方も当然いらっしゃいます。
その判断は間違っていないと思いますが、こんなこともあるんだなぁという感じで。
2006年11月
我が家に念願の次男がやってくる予定でした。
出産後、1週間やそこらもすれば、長男と騒がしい4人家族になること。
そんな普通な生活を夢見ていました。
ですが、産後から生活が一変しました。
産院で出産後、どうも調子が良くないとのことで、少し大きな病院への転院を勧められました。
断れませんが、一応勧められた形です。
我が子を抱っこすることもなく、こんな保育器に入れられ、転院。
産院も歯切れの悪い言い方で、当然わけが分かりません。
少し大きな病院に到着後、検査が始まりました。
産院で休んでいる妻ですから、私が付き添いです。
その検査時間の長さから、ただ事ではないことは予想できました。
呼ばれて聞いた診断名はこれ。
総肺静脈還流異常症。
簡単に書けば、生まれつきの心臓病という奴です。
その病院では手術の設備がないということで、翌朝にもう一度転院です。
A大学病院としておきます。
やっと抱っこできた次男とは、こんな姿でしか会えません。
私にしてみると、青天の霹靂とも言える大事件、大きな変化日です。
精神的に本当に辛い毎日でしたが、親である以上は放り出すことは出来ません。
今から考えると「自分が大人になった」と言えるのは、この頃かもしれません。
「生後早々と、生後1ヶ月では手術の成功率はぜんぜん違う」
身体の成長を考慮してのお話でして、病院で管理されながら、生後1ヶ月を目指しました。
そして、計画的に迎えた手術の日。
まだ胸に傷がない記念すべき写真です。
グロい写真は掲載しませんが、戻ってくると、こんなチューブがいっぱいです。
「手術は成功した」
執刀医は言いました。
長男と次男が対面することは当然なく、我が家に戻って来たのは、年末のクリスマス過ぎ。
術後の管理を経て、退院できる日が来ました。
家族4人が一緒に過ごせる。
ごく当たり前の生活がやって来ました。
まあ、一時のことなんですが・・・。