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入院給付金や手術給付金のお支払いまでの時間が長くなると、いわゆる告知義務違反でもあったの?と心配になってくるasimomy店長の矢口です。
診断書は保険会社直送なので、私が見ることもありませんので、それが心配の元だったりもします(笑)

立場上の話をしますと、告知義務違反はいけません
イザというときにお守りするための保険なのですから、正々堂々と告知して頂く必要があります。
 
 
ですが、各保険会社、もっと言えば商品によって告知書で問われる内容が違います。
簡単な言葉で言えば、「聞かれる項目が厳しい=細かく聞かれる」「聞かれる項目が緩い=細かいことは聞かれない」と大別できます。

あまり細かいことを聞かれない保険といえば、例えば「がん保険」「引受基準緩和型の保険」とかがあります。
しかも、同じ保険会社の同じ商品、例えば「がん保険」でも数種類の告知書があったりします。
特約の付加の有無によって使い分けるのですが、汎用的な申込書だと比較的細かく告知頂くことになります。
すっきりさっぱりな保障の内容を選ぶと、それに応じた(?)緩い告知書版を提示することもできます。
郵送・通販ベースだと、どうしても厳し目な告知書を使うケースが多くなりがちかも。
 

結構多くの方から相談されるケースがあるのですが、子宮がん検診でクラス2やらクラス3で引っかかってしまったお客様の場合。

<<クラス3b → CIN3 → 上皮内新生物で保障対象>>という商品も多いので、意外(?)にもがん保険のお引き受けNGという方も多いかと思います。

やはり「がん」を意識するためか、「がん保険に入りたくなる」のも当然です。

そういう時こそ、各保険会社の告知書を並べてみます(笑)
冒頭の通り、事実と違うことは絶対にいけません。
 
並べて一緒に考えてみると、意外な商品が見つかるものです。
 
以前ですが、あるお客様がそのケースにスッポリはまりました。
<異形成>の方であっても普通にがん保険に加入できました(笑)
 
私の常識でも???な感じはしたのですが、告知書は告知書の通り。
ありのままを聞かれた通りに対応しただけ。

保険会社に問い合わせをしても「保険会社が聞いていないことを理由に、いざという時に払わないことはない」との答え。
竹を割ったような回答に驚きました(笑)

でも、それでも信用出来ない用心深い私。
そのくらい違和感を感じた緩い告知書(笑)

そこまで言っても(言われても)イザという時に払われなくては、保険の意味が全くありません。
お客様と相談の上、ダメ押しの意味を込めて、普通の医療保険にも申込書を書いてみました。
(がん保険の成立後に)

「状態」について、保険会社にすべての情報を提供しました。
その後ですが、特に保険会社から連絡はありませんから「保険会社は承知した」ということになります。

一社だけだとダメでも、いくつかの保険会社を取り扱っているとこのようなケースもありますので、「子宮がん検診(細胞診)で指摘を受けたらがん保険に加入できなかった」と落胆し過ぎずに適切な相談場所に駆け込むことをお勧めします。

ここまで書いたら、忌まわしい記憶が蘇って来ました(笑)

某保険会社のこと。
その保険会社は上皮内新生物と悪性新生物をがん保険の上で明確に区別しています。
保障に一部の差があります。

で、この間、相談を受けた方。
1)上皮内新生物で手術を受けた。
2)5年経過し、医師から完治と言われた。
3)医師から「年齢のこともあるので、がん検診を受けることをお勧めします」と言われた。
 →問題意識が生まれるので、普通はがん検診を受けますよね。

引受基準の目安を見ると、上皮内新生物の方でも完治していれば<がん保険に加入できる可能性が高い>とあります。
まあ、普通の感覚だと加入できそうですよね。

だけど、何となく胸騒ぎ(?)がしたので念のため確認。
 
返答
「(上記の3のこと)保険会社的には、それは経過観察とみなし完治とはしません」

実際問題完治はしているのだろうけど、医師がウオッチし続けることには間違いないから、経過観察に該当するそうです。

で、私。
「保険会社としては、がん検診を受けるなということ? 
  常識的に考えれば、そんな状態になったらがん検診は受けるでしょう?」

保険会社
「がん検診を受けるなというわけではなく、保険会社としては・・・」

だったら「上皮内新生物完治後は◯」みたいなことを書くなって。
実際の罹患者の方に、実際◯な人なんて少数じゃん・・・。

 
先日書いた、入院給付金の遅延があった保険会社と同一社ですが、私の心の中では「クレジットウオッチ・ネガティブ」入りしております。
ダメダメじゃん・・・個人的な感想です。


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