昨日時点の330日後が8月31日ということで、名実ともに特典航空券バトル/2016夏休み版が終了した様子を見て、少し寂しい気がする国民健康保険料削減こんさる&生命保険代理店asimomy店長の矢口です。
完全に夏が終わった気がします(笑)
さて、昨日は個人事業主にとっては頭にくるような国民健康保険料試算の前提となる「旧ただし書き所得」について書いてみました。
事業所得と給与所得の「差」はしっかり目に焼きついたことでしょう。
今日は、もう一つ頭にくるであろう年金の「3号被保険者」の話。
簡単に書くと、会社員の夫に扶養されている妻は、毎月の保険料を払わなくても「国民年金を払っているよ」という太っ腹な国の制度です。
自営業・フリーランスなどの個人事業主の妻にとっては、まるで縁のない話なので、毎月約1.5万円をせっせと払い込む必要が出てきます。
厚生労働省が発表した「平成27年度の年金額改定について」という書類があります。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12502000-Nenkinkyoku-Nenkinka/0000072680.pdf
平成27年度の年金月額は、国民年金1人分(満額)で65,008円だそうです。
厚生年金の夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金月額は、221,507円とのこと。
この厚生年金、こんな注釈が書いてあります。
※夫が平均的収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)42.8 万円)で 40 年間就業し、
妻がその期間すべて専業主婦であった世帯が年金を受け取り始める場合の給付水準で、
本来水準の計算式によって算出しています。
このモデル世帯の妻の場合、1円も保険料を納付していないのに毎月65,008円受け取れるようです。
その話はさておき、ずっと独身だった場合は、この221,507円から65,008円を引いた金額が毎月受け取れる年金額です。
つまり、毎月156,499円。
で、いくら払うのかなぁと気になって試算してみました。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/h27/h270901/13tokyo-h2709-2.pdf
39,221円が個人負担の保険料。
40年間払い続けたとすると、18,826,080円
勤務先との折半なので、納めている保険料合計は37,652,160円。
結構払いますね。
で、割り算してみます。
37,652,160円÷156,499円÷12か月=20年。
65歳から年金を受け取ったとして、85歳を過ぎたらプラス。
運命の分かれ道は85歳。
これを当店が販売している個人年金だとしたら、皆さんに喜んで加入してもらえるかしら(笑)
37,652,160円÷221,507円÷12か月=14年ちょっと
65歳から年金を受け取ったとして、79歳くらいが分岐点。
日本の年金は、積立方式ではなく「賦課方式」です。
漫画で解説してあるこちらがわかりやすいかも。
http://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/finance/index.html
これからは肩車式となって、若年たちが老齢者を支える時代がやってくると言われています。
せっせと払い続ける厚生年金が将来にどんな金額になって受け取れるのかは「神のみぞ知る」将来ですが、自助努力をしておくことに越したことはありません。
先の漫画、第6話には「インフレ」という話が書いてあります。
日本の少子化→人口減→国力低下→円安
ということもよく聞かれます。
円安というのは輸入価格上昇なので、物価は上がります。
話題のTPPで価格アップは最低限レベルに止まるかもしれませんが、大局としてはこんな感じだと言われています。
我々国民は何か準備をしているのか?
投資は怖い。
そうやって無頓着に過ごしていると、気づけば大変な時期が来るかもしれませんね。
日本国はどうしているか?
アメリカ国債とか、しこたま持ってます(笑)
信じるか信じないかはあなた次第ですが、投資の勉強をしておいて損はないと思います。