※本ページで使用している画像はイメージです。本文とは直接の関係はありません。
39歳の誕生日近く、自治体主催の胃がん健診で、数十年ぶりにバリウムを飲んだasimomy店主の
矢口です。
かなり飲み易くなっていたことに加え、私自身もいい歳の大人になりましたので、すんなり飲めました。
結果は問題なしでした。
40歳の誕生月がん検診でも問題なく、バリウムにも慣れて参りました。
41歳・42歳・43歳・・・ず〜〜っと誕生月がん検診には参加します!
店主 矢口の自己紹介ページへGo!
ここ最近、比較的
若い女性からがん保険に関する相談が増えています。
「まずは、
アフラックのがん保険について教えて!」というご相談も多いです。
アフラックのがん保険をご説明する際、
上皮内新生物(上皮内がん)の詳細説明を、避けて通ることはできません。
ご検討いただく上で、とても重要なポイントのひとつです。
アフラックのがん保険Days(デイズ)の場合、
がん(悪性新生物)だと給付対象になる保障であっても、
上皮内新生物だと
一部保障の減額、または
保障対象外となる点がいくつかあります。
保障内容を見ながらという方・・・アフラックのがん保険Days(デイズ)
☆上皮内新生物だと、一部保障が減額される
・診断給付金:上皮内新生物の場合、がん(悪性新生物)の10分の1
☆上皮内新生物だと、保障対象外
・抗がん剤治療給付金(スタンダードプラン・フルサポートプランの場合)
・ライフサポート年金(フルサポートプランの場合)
・再発・長期治療給付金(フルサポートプランの場合)
★商品の詳細については、ご検討の際に、資料をご請求いただき「パンフレット(契約概要)」、「注意喚起情報」をご確認ください。
少し分かりにくい点でもありますので、対面アドバイスの際には時間をかけてご説明しております。
「そもそも、上皮内新生物(上皮内がん)って何なの?」
このような疑問をお持ちの方も多いと思います。
上皮内新生物とは何ですか? 独立行政法人国立がんセンターがん対策情報センターより
上皮内新生物は「Intraepithelial Neoplasia(Neoplasm)」の日本語訳で、「上皮内腫瘍」とも呼ばれています。
以前は、
上皮内がん(Carcinoma in situ)と呼ばれていたもので、まだ上皮細胞と間質細胞(組織)を境界する膜(基底膜)を破って浸潤(しんじゅん)していないがん(腫瘍、癌)を指します。
浸潤していませんから、
切除すれば治ります。
上皮内がんが
最もよく観察されているのは子宮頸部ですが、子宮頸部では前がん病変の異形成と上皮内がんはしばしば共存し、両者の間は必ずしも明瞭な区別がつけられません。
これらを連続した一連の病変としてとらえ、「子宮頸部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial Neoplasia:CIN)」と呼んでいます。
用語のご理解を踏まえまして、話を掘り下げます。
少し難しいです。
当店の場合、特に
子宮がん関係での保障を気にされる方が多いので、今回は子宮がんを中心に掘り下げてみます。
まず、
新たに子宮がんと診断された率を
年齢階級別に見てみます。
(罹患率・・・人口10万人のうち、何例新たに診断されたかを表す数字)
出典:(財)がん研究振興財団 『がんの統計’09 資料編 5.部位別年齢階級別がん罹患率』 より転載。
※「子宮頚(部)の上皮内がん」は、出典元より当店にて算出。
ポイントは2つあります。
ポイントA
子宮がん計(上皮内がん含む)を見ると、山が2回あることに気づきます。
35〜39歳・・・
子宮頚(部)の上皮内がんのピーク時と同じ。
55〜59歳・・・
子宮体部の悪性新生物のピーク時と同じ。
ポイントB
子宮頚部の上皮内新生物(上皮内がん)と悪性新生物の
罹患率がクロスするポイント。
45〜49歳以降になると、悪性新生物と診断される方の割合が多くなるようです。
上皮内新生物(上皮内がん)は、多額の医療費がかかるケースが少ないと言われますが、
お読み頂いている皆さんの頭にも、いろいろと考える部分が出てくるのではないでしょうか。
若い女性ほどに上皮内新生物(上皮内がん)の保障を気にされること、とても理解できます。
当店のことではありますが、年齢層によって、ご選択されるがん保険が異なる傾向があります。
医療技術の進化により、
がんは治る時代になっています。
とりわけ、早期発見・早期治療が大切だと言われています。
今さら具体的なデータを出す必要もないと思いますが、今一度、数字でご理解ください。
早期に発見できるほど、生存率は高い!
A.部位、臨床進行度別5年相対生存率(%)
用語説明
部位 |
限局 |
領域 |
遠隔 |
全病期 |
5年相対生存率(%) |
5年相対生存率(%) |
5年相対生存率(%) |
5年相対生存率(%) |
胃 |
94.6 |
39.6 |
3.1 |
58.3 |
結腸 |
96.8 |
64.7 |
8.0 |
65.8 |
直腸 |
92.9 |
55.5 |
8.2 |
62.5 |
肝 |
29.5 |
7.8 |
3.7 |
17.1 |
肺 |
65.5 |
15.6 |
2.4 |
19.9 |
乳房 |
97.0 |
78.2 |
26.4 |
83.1 |
子宮 |
93.2 |
53.7 |
14.1 |
70.5 |
出典:(財)がん研究振興財団 『がんの統計’05 資料編 11.検診およびその他の方法で発見されたがんの臨床進行度および生存率』より転載。
検診・健診で発見される経緯のがんは、生存率が高い!
B.部位、発見経緯別5年相対生存率(%)
用語説明
部位 |
発見経緯:検診・健診 |
発見経緯・その他 |
5年相対生存率 |
5年相対生存率 |
胃 |
87.8 |
53.3 |
結腸 |
92.6 |
63.8 |
直腸 |
90.4 |
60.2 |
肺 |
45.8 |
16.3 |
乳房 |
92.8 |
83.7 |
子宮 |
94.1 |
71.3 |
出典:(財)がん研究振興財団 『がんの統計’05 資料編 11.検診およびその他の方法で発見されたがんの臨床進行度および生存率』より転載。
ちなみに、検診・健診で発見される経緯のがんの臨床進行度は
子宮だと、51.1%が上皮内
C.発見経緯と臨床進行度
用語説明
部位 |
発見経緯 |
発見経緯と臨床進行度 |
上皮内 |
限局 |
所属リンパ節転移
+隣接臓器浸潤
+遠隔転移 |
胃 |
検診・健診(%) |
− |
72.7 |
27.3 |
その他(%) |
− |
45.3 |
54.8 |
大腸 |
検診・健診(%) |
36.3 |
43.1 |
20.7 |
その他(%) |
9.5 |
40.2 |
50.3 |
肺 |
検診・健診(%) |
0.4 |
48.2 |
51.3 |
その他(%) |
0.1 |
22.0 |
78.0 |
乳房 |
検診・健診(%) |
5.9 |
62.0 |
32.1 |
その他(%) |
3.5 |
54.1 |
42.4 |
子宮 |
検診・健診(%) |
51.1 |
41.3 |
7.5 |
その他(%) |
19.4 |
45.8 |
34.9 |
出典:(財)がん研究振興財団 『がんの統計’05 資料編 11.検診およびその他の方法で発見されたがんの臨床進行度および生存率』より転載。
検診・健診の重要性をご理解頂けるデータだと思います。
「がん」に対する心構えを整理すると、このような感じではないでしょうか。
1.検診・健診で早期発見を心がけよう。
2.早期に治療を行えば、生存率も高くなる。
3.結果として、がんを克服できる率も高くなる。
医師から「完治です」と言われても、
検診・健診を止める人は少数でしょう。
克服後といえども、がん保険の解約を検討する人も少数だと思います。
ちなみに、
一度がんと診断されると、新たにがん保険を契約することが難しくなります。
上皮内新生物(上皮内がん)というキーワードに引っかかり、
がん保険の検討が先に進めないと悩まれるお客様へ、いつもこのようなご質問をさせて頂いています。
(たくさんのお客様の声を集約しました)
Q.その時を想像してください。どちらの考え方が近いですか?
1.
治療自体に、たくさんのお金が掛からないケースが多いのであれば、がん保険に期待する上皮内新生物の保障は、
がん(悪性新生物)と比べ、一部保障の減額、または
保障対象外で良い。
2.上皮内新生物といえども、
自分が実際に診断されてしまえば、
心中穏やかでいられるとは思えない。早期発見・早期治療の重要性は絶対に痛感するはず。
なので、以降の
人間ドックやPET検診等、それまで以上に精度の高い検査も受けられる、
予防的に使えるお金のサポートがあるがん保険が良い。
→当店での対面アドバイスの場合、取扱している各社の『がん保険』から、皆さんのご希望により近い商品をご提案させて頂きます。
検討される方の年齢や、置かれている環境によって、その選択肢はそれぞれ異なります。
がんと診断されてしまうと、新規でがん保険に加入することは難しくなってしまいます。
だからこそ、元気な時の保険商品選びは重要です。
幸いにも、本ページをご覧になられ、
検診・健診の重要性をご理解さられた皆さんです。
この先、万が一
がんを発病したとしてもトコトン治して、節目とされる
その5年後には病気を克服されているに違いありません。
それでもその先に、更なる不幸の
再発が待っているかもしれません。
ですが、その時は現在よりも医療技術がきっと進んでいることでしょう。
再発したとしても、皆さんは何度でもトコトン闘い、がんという病気に
打ち克つはずですよね!
治る時代のがん保険選び、きちんとご判断してくださいね。
※あわせて
店主の雑感 がん保険のこともご覧下さい。
【用語説明・・・独立行政法人国立がんセンターがん対策情報センター より】
1)臨床進行度
地域がん登録では、がんと診断された時点における病巣の広がりを、
上皮内がん(がんが表層にとどまり、他臓器へ浸潤・転移する可能性のないもの)、
限局(がんが原発臓器に限局しているもの)、
所属リンパ節転移(原発臓器の所属リンパ節への転移を伴うが、隣接臓器への浸潤がないもの)、
隣接臓器浸潤(隣接する臓器に直接浸潤しているが、遠隔転移がないもの)、
遠隔転移(遠隔臓器、遠隔リンパ節などに転移・浸潤があるもの)に分類。
所属リンパ節転移と隣接臓器浸潤とをあわせて、限局、領域浸潤、遠隔転移の3群で比較する場合もあります。
2)5年相対生存率
あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標。
あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体*で5年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかで表します。
100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救い難いがんであることを意味します。
*正確には、性別、生まれた年、および年齢の分布を同じくする日本人集団。
本ページは、店主の個人的な雑感であり、読者の皆さん等の考え方を否定する意図は一切ありません。