「ね〜、W子! 保障の見直しをしたんだって?」 Y子はたずねた。
「え〜、きちんと考えて見直しをしたわ!」 とW子。
「私も考えていて・・・。
テレビCMとかでやってる商品のパンフレットを取り寄せたけど、よくわからな〜い」
「そうよね。CMやパンフレットなんていいことしか書いていないしね(笑)。」 W子は余裕の表情。
「私は、こんな感じの保険に加入したわ!」 と、スケジュール帳の余白部に書いてくれた。

加入例
| ■ 契約年齢30歳・女性・個別・月払 2006年9月1日現在 |
死亡
保障 |
保険金額 300万円 |
5,496円/月 |
終身保険 保険金額 300万円
保険期間終身、保険料払込期間60歳 |
医療
保障 |
入院給付金日額 8,000円
入院初期給付金額 32,000円
手術給付金 1回につき8・16・32万円(種類による) |
5,946円/月 |
医療特約(疾病・災害)
支払限度日数120日。
保険期間 終身、保険料払込期間 60歳
但し、ケガの入院保障は90歳迄。 |
| 計 |
11,442円/月 |
|
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|
「正直、こんな書き方だとさっぱり分からないわ!!!!!」 Y子は少し怒り気味。
「じゃあ、簡単に」
1)60歳まで保険料を払い続ければ、一生涯の保障が確保できる。
2)死亡・高度障害時は300万円が給付される。
3)5日以上入院すると、5日目から日額8,000円が給付される(1入院120日)。
加えて、4日分相当の 32,000円ももらえる。
4)所定の手術をすると、(種類によって) 1回につき 8・16・32万円が給付される。
「こんな説明だとよく理解できるわね。 でも〜、ちょっと毎月の保険料が高くない???」 とY子。
W子は、自信満々な顔で答えた。
「そうね〜。私もそう思ったわ。でも、じっくり考えるとその気持ちはすぐに間違いだと気づいたの・・・。
この組み合わせで一番重要なポイントは、60歳で払い込みが終わり、保障が一生涯続くこと。」
「そうね〜。60歳で保険料が半額になるより、60歳で払込が終わるのは魅力的だわ」 Y子もうなずく。
「実はね、私がこの組み合わせを魅力的だと思った理由は、他にもあるの・・・」
W子の表情が一段と真剣になった。
「この解約払戻金の例を見てよ!」 W子がメモを見せてくれた。
| 経過年数 |
年齢 |
保険料累計 |
解約払戻金 |
戻り率 |
| 30年後 |
60歳 |
4,119,120円 |
3,658,645円 |
88.8% |
| 40年後 |
70歳 |
3,893,091円 |
94.5% |
| 50年後 |
80歳 |
3,894,876円 |
94.5% |
2006年9月1日現在
「ごめ〜ん。意味がよくわかんない。」 とY子。
「簡単にいうとね。70歳とか、80歳で解約した際は、払った保険料の94.5%が戻ってくるということ!」
「94.5%? つまり、引き算をすると、実質的な保険料は、 5.5%分?
え〜っと。80歳時で解約だと、約22.3万円が50年分の保険料ということね。
月々で割り算すると・・・1ヶ月相当、372円!?!?!?」
「まあ、80歳時に振り返ればそういう計算ね。」
「でも、実際問題、そんな年齢で解約することってあるのかしら?」 Y子は素朴な疑問をぶつけた。
「もしかしたら無いかもしれない。 仮に、一生独身だったことを想像してみて! 」
「そうだわね・・・」
「例えば、80歳のときに、介護施設に入らざるをえないかもしれないよね?」
「考えたくないけど、一人身だとあり得る話かも・・・」
「介護施設に入院しても、一般的には 医療保険や医療特約は保障の対象外なのよ。」
「へ〜。そうなんだ・・・」
「介護にかかる費用を、預貯金や年金で賄う計算ができれば、それはそれで良いかも。
でも、介護費用を工面できなかったら・・・と考えるとゾ〜ッとしない?」
「するする!」
「そんな最悪時に、解約して現金化できるってのは心強いかな〜と思ったの・・・」
合コン仲間のY子とW子。
お互い、将来について、きちんと考える時期にきているのかもしれない。
「確かに!
60歳までに保険料の払込が終わる。
70歳や80歳に解約しても、結構な解約払戻金がある。 なんか、私にイイ感じかも・・・ 」 とY子。
W子が続けた。
「もうひとつ、話をしておきたいポイントがあるの」
「なになに??」
「私たち、独身OLの場合、結構重要かも(笑)。
例えば入院した場合、『銀行に行って振込みしてよ!』って頼める人も少ないよね」
「確かに入院時なんか、残高不足で・・・という可能性も結構あるかも」
「最近の、多くの医療保険は、【自動振替貸付】という制度が使えない場合が多いの!」
「何それ?」
「例えば、2ヶ月連続で口座から振替ができなかった場合。
いきなり失効する保険が最近多いわけ。 入院してたら、復活手続きとかも当然難しいし。
でも、この組み合わせの場合、2ヶ月連続で振替が出来なくても、解約払戻金から保険料を
自動的に立て替えてくれるという制度なのね。
これがあると、失効する確率がぐ〜〜〜っと減るのよ。」
「入院中で銀行にいけなくても、これがあれば安心できるってことね!」
Y子は少しずつW子の考えの深さが理解できてきた。
保険はリスクヘッジのために加入するものである。
一生独身かも・・・というW子は、【入院した際の費用の補填だけ】を念頭においているわけではないようだ。
様々な角度からリスクを考えて、保険に加入しているようだ。
W子が付け加えた。
「そうよ。
でも、加入してすぐは解約払戻金が0か少ないので【自動振替貸付】が使えない場合もあるので気をつけてね!」
Y子が言った。
「毎月の保険料、一概に高いとは言い切れないんだね。もう一度じっくり考えてみるわ!」
「やはり、良き相談相手が必要だな・・・」
帰り道、Y子は心の中でつぶやいた。 |